(1)何故いま、省エネ・節電?

 地球地球温暖化が進んでいます。2050年までに2℃以
内、できたら1.5℃に押さえようという国際的合意、パリ
協定が2015年に採択され、今世紀後半には温室効果ガス
排出実質ゼロを目指す脱炭素社会へ大きくカジが切られ
ました。
 日本でも2020年10月に大きく踏み込み、50年までに
カーボンニュートラルを目指すと公表しました。家庭部門
に関して2030年までに2013年比39%削減するという目標
があります。しかしこれは過去の実績から見ても高いハー
ドルです。家庭部門の2013年のCO2排出量は1990年に比
べ50%も増加しています。私たち市民の行動にもよるでし
ょうが、適切な施策が打たれていないとも言えます。

 私たち市民は何が出来るでしょうか・・・・1つの方策として、市民と省エネ・節電をすすめ、さらにCO2排出実質ゼロを目指す、国内初の「市民節電所」活動を提案し、それを実施し有用性を示すことです。その状況を以下に示しますが、市民の省エネ・節電には「市民節電所」が切り札になれることを示します。

 目次的に順に示します。

(1) 「市民節電所」とは
 市民の省エネ・節電がなぜ進まないかを踏まえ、提案する市民と省エネ・節電を進める新しい取り組み「市民節電所」について示します。

(2) 市民節電所の実証的評価
 その市民節電所の有効性や継続性を評価するため、そのモデル「まほろば」を5年間100世帯の市民の皆さんと実際に行っています。
①「まほろば」の活動状況
②「まほろば」の実績
 この5年間の世帯数の推移、取り組みの状況など、電気・ガス使用量の変化など活動実績を示します。
③ 市民節電所の課題と解消 
 「まほろば」の活動で明確になった2つの課題の解消と、最近のコロナ禍の影響について紹介します。 1)カーボンクレジット(CC)買い取り資金問題: 「CO2排出ゼロ宣言者」のCC活用で解消
 2)2年目の壁: まほろばの4年間の実績から課題で無いこと示します。
 3)コロナ禍と省エネ・節電: コロナ感染者数の変化に対応し、電気・ガス使用量が増加したことが分
  かった。

(3)市民節電所の評価
 「まほろば」の活動を通して明らかになった、市民節電所の有効性と継続性などについて纏めます。

(4)ビジネスモデル「市民節電所」へ
 「まほろば」の活動で、市民節電所がビジネスモデルで備えるべき4つの要素を満たしていることが分かった。このことは、今後の普及活動で有効だと考えられます。期待できる。