提案!国内初の「市民節電所」

 市民と省エネ・節電・CO2排出削減に効果的・継続的に取り組める活動として、「市民節電所」活動を提案します。

(1) 市民の省エネ・節電等は、なぜ進まないのか?
 多くの市民の省エネ・節電活動では継続的な省エネ行動が出来ておらず、効果も上がっていないという現実があります。その理由には、
 ① 省エネの必要性の認識不足 ⇒ 省エネ行動に向かない ⇒ 効果が上がらず、継続できない、
 ② 啓発、活動支援、情報提供が不十分 ⇒手段が目的になっていない?
 ③ 身近な適切な目標設定がない、
 ④ 省エネ行動のインセンティブがない
などいろいろありますが、一言で言うと、適切な政策が実施されていないと言えます。
 このような認識から、「市民節電所」を提案します。

(2) 市民節電所とは
 市民節電所(正式には市民省エネ・節電所ですが、こう略します)
と言っても、発電所のように大きな施設や設備などのハードも、多
額の資金も必要ありません。ただやる気があれば、短時間の準備で
すぐにもスタートできます。

 節電によって生じる余剰電力は発電所を新しく建設することと
同じ価値があるという考えから節電所、あるいはネガワット
(negawatt)と呼ばれます[注]。省エネ・節電等に取り組む市民が集
まったグループを「節電所(正確には省エネ・節電所)」と見なす
ことができます。

 これら節電所と事務局の情報交換や経済的手段での役割を協定で
明確にし省エネ・節電等の実を上げることを目指す団体、あるいは
その活動を「市民節電所」と呼ぶことにします。
 市民節電所に参加する人やグループが集まれば、省エネ・節電量
を増やせるし、またメンバーやグループが替わってもそれを繋ぐこ
とで、大きな省エネ・節電量を永続的に目指すことができます。
 なお、市民節電所を模式的な表すと、図のようになります。



[注] ベーター・ヘニッケ、ディーター・ザイフリート、朴勝俊訳(2001)『ネガワット 発想の転換から生まれた次世代エネルギー』省エネルギーセンター。